日本が誇るお酒“日本酒”とは?基本的な日本酒造りの流れと魅力

昨今の日本酒ブーム、依然盛り上がっていて衰えることを知らないですよね。

国内だけではなく、海外でも日本酒関係のイベントが開かれると多くの人で賑わいます。
(※ちなみに欧米圏では、日本酒ではなく「SAKE」や「Japanese Sake」という呼称が一般的です。)

そんな国内海外問わず人気の日本酒について、全貌を知る人は意外と少ないのではないでしょうか。
実は、日本酒ってかなり奥深いのです。

今回は、自他ともに認める日本酒好きな私が、その魅力について解説していきます!

日本酒ってどんなお酒?

まず日本酒とは、その名の通り日本独自の製法で造られる醸造酒のことです。

一般的には、米・米麹・水で作られた清酒のことを指しますが、実は原料や製法の違いで種類が分かれています。
大まかに分けると下記の3種類です。

純米酒

米・米麹・水で製造された日本酒が、純米酒です。
醸造アルコールが使用されてないため、3つの原料でのみ出される濃厚なコクが特徴となっています。

食事にも合わせやすいのがこの種類です。
また、仕込みに使う米を精米し、磨き上げて残った玄米の割合を示す精米歩合が60%以下、もしくは独自の製法を用いた純米酒は「特別純米酒」となります。

本醸造酒

こちらも米・米麹・水を使用しているのは同じなのですが、3つの原料に加えて醸造アルコールを加えたものになります。
本醸造酒はバランスが取れていて、キレのあるスッキリとした味わいが特徴。

辛口のお酒が好みの方にはおすすめなお酒です。
精米歩合が60%以下、もしくは独自の製法を用いた本醸造酒は「特別本醸造酒」となります。

吟醸酒

米・米麹・水・醸造アルコールを原料として製造された、精米歩合が60%以下のお酒が吟醸酒です。

この製法でのみ得られる「吟醸香」は、香りを嗅ぐだけで、まるで熟したフルーツを想像させる甘さを感じます。
よく、白ワインと吟醸酒は似てると言われますので、ワイングラスに注いで飲むのがおすすめです。

精米歩合が50%以下、もしくは独自の製法を用いた吟醸酒は「大吟醸酒」となります。

日本酒を造る時の流れ

日本酒造りは、「一麹、ニ酛、三造り」といわれています。
これは、お酒造りの工程をうまく表した言葉です。

まずは、良い麹を作っていくことから始まるんですね。
少し長いですが、そんな日本酒造りの工程は下記です。

  1. 玄米を精米し磨いてから、洗米しヌカを落とす。
  2. 磨いたお米に吸水させてから蒸す。蒸しあがったお米は「麹用」「酒母用」「掛け米用」と分けて使用する。
  3. 蒸しあがった麹用のお米に麹菌をかけ、数日おいて米からに変化させる。
  4. 麹になったら、それに酒母用のお米、水、酵母、乳酸を入れて混ぜ合わせる。
  5. 掛け米用の蒸米、水、麹を何回かに分けながら混ぜていき、発酵させていく。この時点で酒母からもろみに変わっていく。
  6. 完成したもろみを絞り、濾過をしてかすを取り除く。
  7. 雑菌処理や品質を保つために火入れ(加熱処理)をする。
  8. 熟成し過ぎないよう、温度管理をして貯蔵する。
  9. そのままだとアルコール度数が高すぎるので、水を加えて味を整えていく。
  10. 瓶詰め前にもう一度火入れを行う。
  11. 瓶詰めし、完成!

この全ての工程にに、職人さんの徹底した管理が成されています。
普段飲んでいる日本酒が実はこんなに多くの工程を踏んでいるだなんて、ちょっと驚きですよね。

日本酒の魅力とは

日本酒は、この日本の風土に合わせて発展してきた繊細なお酒です。
その繊細な味に、多くの人が虜になっているわけですが、結局のところその理由は何なんでしょうか。

私が思う魅力を2点だけご紹介します。
あとの魅力は、ぜひ皆さん自身で見つけてみてくださいね。

地域によって味がさまざま

いまや酒造が全国に2000弱あると言われている日本酒。
四季がはっきりした日本の風土に、土地特有の気候も相まり、場所が違ければ日本酒の味も違ってきます。

自分に合ったお酒の味を探す楽しみがありますし、料理によってペアリングするお酒を変えてもいい時間を過ごせますよね。
これは、本当に日本酒の一番良いところです。

健康・美容に最適

一時期、「酒造の職人さんの手は白くて綺麗!」という話題で盛り上がったことがありましたよね。
これは、日本酒に含まれる成分が美肌効果をもたらすためです。

それに、健康面においても血行促進だけではなく必須アミノ酸を補うことができたり、血圧を下げる効能があるペプチドを摂取することができたりと、嬉しい効果があります。

適量を守ることが前提ですが、試しに生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。